大脱走 エピローグ | オトメになりたくて

大脱走 エピローグ

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其の陸 登場の彼の実家です

善光寺の上の点が鳩っぽいんですねー

鳩字と言うらしいです(そのまんま)



鎌倉の鶴ヶ丘八幡宮みたいな完全な鳩ではないですが

夜になると彼があそこにはまって鎌倉を超えます



リアル鳩字



(実はこの額には5羽の鳩がいるらしい そんなにいるか?)











今回私が善光寺で何をしたかったのかというと



お戒壇巡り



はい 何それですよね 分かりますよーその気持ち



お戒壇巡りとは 善光寺本堂内

秘仏の本尊がある瑠璃壇床下の

真っ暗闇の回廊を巡り

極楽の錠前に触れると

やったね極楽往生決定!

という 過去を完全に水に流してくれるすてきイベントの事です

(不謹慎)




案の定撮影禁止の為 写真でお見せできませんので

簡単に解説を




まず回廊に続く階段を降りると



すげーまっくら



お見せできませんとか言ったけど

お見せした所で見えません


極楽につながってるとは言うものの

不安以外何も感じない



文字通り お先まっくら




振り返り光の射す階段を見て気を落ち着かすのですが

またその階段付近にお香が立ちこめてまして

今にも神的な何かが降りてきそうな雰囲気

(例:ドライアイスの煙るステージに現れる松田聖子)


あーゆーのってたいがい後光しょってるよね





そして平日の午前中という時間帯の為

休日ならおそらく並んで進んだりするものだろう回廊は



誰もいやしねぇ



恋人とか友人とかとなら

「暗ーい」とか「怖ーい」とか言いつつ

かわいらしく歩けると思うんですが




超一人




完全に一人




かといってここで独り言はマズい

誰かがいたりしたら余計危険

地上に出た瞬間「確保!」とかなりかねない


と 必死に自分を落ち着かせ進む











とりあえず案内書に忠実に

右手で腰の高さ辺りの壁をつたいながら歩くこと30秒



右折!



そして左折!





結果 階段の光も全く届かない暗黒



本当びっくりするくらい真っ暗闇

てかもう黒


前見ても後ろ見ても黒


目開けて進もうが 閉じて進もうが同じ


そして物音一つ無し




しばらく歩くと





もしかしたら 壁に触れてない左側はめちゃくちゃ広いんじゃないかとか

実は暗視カメラで見られてるんじゃないかとか

妄想出る出る



視覚の外部刺激がないので

脳がまわってまわって

最悪の事態をシミュレーション




もし右手が壁から離れようものなら…

もし左側がめちゃくちゃ広かったら…



絶対1ヶ月後遺体で発見ですからね



寺なのに





一人で来るんじゃ無かった


と 全力で後悔&左手を前で振って何かとの衝突を避けつつ進むと

(左手が何かに触れたらどうしようという気持ちで)





あ あった!





錠前(大分イメージと形違うけど)あった!





ここで浮かぶ疑惑





…もしかしてこれ…

…違うんじゃない…かな…





だってなんかドアの取っ手みたいな形してない?

錠前ってなんていうかつまり鍵でしょう?

南京錠的な形じゃないの?

これもしかしてお坊さん用の通路入り口とかじゃない?

つるっと出てきたりしない? 頭から




暗闇の中で疑問オンパレード

不謹慎極まりない





結論





うん やっぱ違う!

(きっと)もっと先だ!



と 思った矢先



なんと前方に光







しまったー!!!







やっぱアレだった!






邪念だらけで触った!!







あの…

戻っちゃ…

ダメ…だよね…?







と いうことで




極楽行きは割と微妙という結果




とりあえずおそば食べておやき買って

帰って母ケエコとおやきをむさぼりつつ絶対彼氏とか観てました





もう昨日の話ですけど



という事で

以上で 大脱走・完★





最終回とか言ってましたが

新ブログ作るか このまま行くか

それはまたおいおい~