オトメになりたくて -64ページ目

北国旅行記6 ~未知との遭遇・前編~

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明日には帰るので

今日は姉と有名な湿原のある市へドライブ

途中の村で丹頂ヅルを発見

そこにはツアー客も多く、観光バスが停まっていました

ガイドさんらしき人が呼びかけます


ガイド&#$@*¥?♪~!!

それに答える声

ツアー客A#?&%@

ツアー客B@$&%#~!




またかよ




予想外の所で初日の異邦人気分再び







その後湿原を一望できる高台へ向かう

姉「左見たらコロス

うつむき続けてもう首が限界です

姉「着いたよ♪」

うつむいたまま車を降り、ゆっくりと顔を上げる





…!!





視界180度すべて湿原

いやー感動しました







その後街を色々まわり帰路につく

途中の温泉地で美人湯につかりご満悦


暗くなった空は雲ひとつなく、美しい満月が浮かぶ

家まで約70kmと長い道のりなのでハイスピードで車をとばす

もちろん私は土地カンがないので姉が運転


すれ違う車もほとんどなく外灯もない

たまに現れる短いトンネルをぬけつつ果てしなく走り続ける

その時









短いトンネルをぬけた直後に姉が言いました







みちゃった






!?







そうなんですこの姉



ものすごく霊感が強い



思春期のころはそのせいで、朝になると

ほぼ毎日真っ青な顔で起きてくる

毎日のように金縛り

目を開けると胸の上子供正座

そして


目ン玉ひんむいてこちらを凝視








ハードです

かなりハードです





私は足音とか話し声とかは聞こえたりするんですが

基本は霊感ゼロ

しかし姉がそんなんだったので日々スリリングな思春期





話は戻って今は北国

しばらくそのまま車を走らせる



ヤバイ



はい?





気持ち悪い





と言うやいなや路肩のパーキングエリアに入り車を停める姉

ギアをPに入れるなり誰もいない後部座席を振り返る








え…







いるんすか…?



見えないくせに(いや見えないからこそ)ビビリな私







姉さん…


私ふりむけません!





姉「…大丈夫そう」

どうやら大丈夫らしい

気分も治ったらしくまた車を走らせる


大音量の音楽をかけ、なにかをふっきるように家路をとばす

二人で音楽に合わせて熱唱しつつ車道をぶっとばしていると

すっきりその事を忘れました



北国旅行記7 へ続く

 

 

 

 

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北国旅行記5 ~雪の日~

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雪が降っています

なんだか北国って感じです

姉と北方面へドライブ


ですが



前が見えません



ほほぅ

これが話に聞いていた地吹雪ってやつですか

とても幻想的で美しいのですが10m先が見えません

いつもはシートベルトをしない姉もベルトを装着



こんな所で



死ぬかもしれない Part2
なんだそれ

 

 

 

北国旅行記6 へ続く

 

 

 

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北国旅行記4 ~観光気分で~

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翌日


コオちゃん!!どこ行く!?




姉、

バリバリに元気



昨日のはなんだったんだ…





昨夜病院で点滴を受ける際

ちゃっかり診断書をもらった姉は週明けまで休みをゲット

なので帰るまでゆっくり遊べます
(いちごジャム次第ですが)






元気になった姉と地平線の見える展望台へ





でも風景はすばらしかったです



この日は姉の体調もよく

でかすぎる馬(道産子というらしい)を見たり

姉のペットのプーさんの働くカフェへお茶しに行ったり

白鳥にエサやったりと観光っぽい事ができました

夜は私と姉とプーさんで豚しゃぶ♪


明日も姉のお腹の調子のいい事を祈って就寝

 

 

 

北国旅行記5 へ続く

 

 

 

 

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北国旅行記3 ~霧の湖~

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とりあえず姉の家へ

家に着くなりトイレにこもる姉

凍死しないか心配してたんですが、以外にも壁は厚かった

さすが北国です



プーさんが一時帰宅したので姉にこの後の予定を聞く

どうやら夕方から仕事(旅館)に行くらしい

車を使っていいとの事なので一人で霧の有名な湖に行く事にする

姉と職場へ向かうのだが

この車

小型のミラジーノ

つまり






100キロでてますけど!






私があわあわしていると今にも消え入りそうな声で



きたえてますから…」




あ、きたえられるものなのね…





とりあえず姉を降ろして湖へ









120km/hで








だって車いないんだも~ん

だって道一直線なんだも~ん

大音量で音楽をかけ一本道をぶっとばす



お里が知れてしまいますわよ!

心のオトメの優しい声完全無視









楽し~♪










ホントにお里が知れてしまいます
※でもぼうそうぞくとかじゃないですよ?







そんな調子で霧の湖へ着く

さすがに有名なだけあってツアー客が多い

それらにまぎれて写真を撮る



激寒



やべぇ手が死ぬ






その時、ツアー客を呼ぶガイドさんの声が


ガイド&#$@*¥?♪~!!




!?




ツアー客A#?&%@

ツアー客B@$&%#~!











……





………







日本人がいねぇ!!








見た目はみんな変わらないので気付かなかったのですが

まわりを飛び交う会話は


すべて異国語


こんな所で異邦人気分を味わうなんて…







めげずに寒風吹きすさぶ中写真を撮っていると


ォ・イェイイェイイェイイェイ ファ~ンタスティポ~♪


鳴り響く着うた








そう、ここは凍らない神秘の湖

霧に包まれた美しき湖

アイヌの方々の中では“カムイ・トー”(神の湖)とあがめられる聖なる湖

その湖を一目見ようと寒い中集った異国の人々

そんな厳かな雰囲気をぶちこわす着うた





ごめんなさいあれ私です





映画を観た時にふざけて設定した自分がニクイ…





恥ずかしさに人としてありえない速さで通話ボタンを押す


「もうだめ帰ってきて






まだ着いて5分たってないのに…






しょうがないので家に戻る(120km/h)

戻るとあまりに辛そうなので病院に行くことに

私は地理に詳しくないので死にかけの姉と運転交代























軽らしからぬ豪速で走り出す車




「あ~いっでぇ~!!(怒怒」




キレている姉









ヤバい






死ぬかもしれない(マジ






20kmの距離を10分で到着


救急処置室にかつぎこまれる姉

その後点滴を4時間受けることになりました



初日からふんだりけったり…

何しに来たんだ自分…

 

 

 

北国旅行記4 へ続く

 

 

 

 

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北国旅行記2 ~いちごジャム~

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羽田から飛行機

着いた所は女満別空港


毎回思うんですがこの地名

なんだか淫靡なニオイしますよね?

住人のみなさまごめんなさい


でも絶対私だけではないはず!!w 





到着して荷物を受け取り 姉が迎えに来る予定のロビーで待つ








コ~オちゃ~ん♪







一瞬で分かりました

なんかちょっと切ないですけども






姉と合流し、車へ行くと

運転席にプーさんが!



姉「あ、これペットのMちゃんよ♪」



よく見ると20才位のプーさんに酷似した青年でした


Mちゃん「あ、どもペットのMです」


礼儀正しいプーさん


なんと姉








ハタチのペット飼ってました








礼儀正しいのも調教済みってことですか?









なにはともあれ空港を出発

プーさんの運転で姉の住む地域へ

しかしこのプーさん

地元民だけあって



運転が荒い


プーさんなのに…(涙






ようやく姉の住む地域へ

近くのそばやさんで昼食をとる

食後、姉が言いました



姉「おなかいたい…」



どうやら今日は朝からおなかが痛かったらしく

午前中に病院で点滴を受けたあと迎えにきたらしいのです

だからプーさんが運転してたとのこと


コオ「なに、どこ痛いん?」


私がたずねると 姉ははっきりと







いちごジャムでるの 









はい?









……




血便ですか!?
お食事中の方すいません









なんでよりによってこんな時に…!

せっかくの休暇なのに!!


という思いを押し殺して心配してみる

だって下血なわけだし






そばやでする話じゃないよな… 

と思いつつ とりあえず姉の家に向かうプーさんと病人と私…

 

 

 

北国旅行記3 へ続く

 

 

 

 

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